大塚商会と日立ビジネス、USB認証キーを使った在宅勤務化キット


 株式会社大塚商会と日立ビジネスソリューション株式会社(以下、日立ビジネス)は3月11日、在宅勤務支援で協業し、USB認証キーで社外から簡単・セキュアに社内へ接続できる「オフィストンネリングキット」を発表した。3月15日より大塚商会が販売する。

 協業により両社は、オフィストンネリングキットを共同開発。社外から直結回線を使うかのように、簡単・セキュアに社内の自宅PCに接続・操作できるもので、日立ビジネスの「DoMobile ASPサービス」を活用し、「専用USB認証キー」「vPro PC起動用サーバー」「vPro搭載推奨PC(必要に応じて)」「PC遠隔起動設定」「リモートアクセス年間利用料」をセットにしている。

 ユーザーは、専用USB認証キーをインターネットに接続されたPCに差し込むだけで、vProテクノロジーにより、社内PCの電源ONやリモートコントロールが可能。外出先での作業はすべて、社内PCのアプリケーションとデータを利用し、操作の簡易化、自動接続による素早いアクセスで業務効率を向上できる。

 また、DoMobile ASPサービスは既存のネットワーク構成を変更せずに導入でき、VPNなどの管理が不要。なりすましによる不正アクセスを防止するため、各種認証情報に加え、クライアントデジタル証明書を専用USB認証キーに入れた運用が可能という。

 価格は、年間利用料がPC1台あたり1万8000円(税別)。初期費用として、DoMobile ASPサービス登録費用が1万円(同)、USB認証キーが1万5000円(同)/ユーザー、社内PC設定作業(10台まで)が15万円(同)、vPro起動用サーバーが19万8000円(同)/台、起動用サーバー設置作業が5万円(同)/台、vPro搭載推奨PCが29万9000円(同)/台。このほか、インターネット回線の費用、社内PCのネットワーク設定、ハードウェアの保守費用が必要。




(川島 弘之)

2010/3/11 15:15