PCA、「資産除去債務に関する会計基準」に対応した固定資産管理ソフト


 ピー・シー・エー株式会社(以下、PCA)は、「資産除去債務に関する会計基準」に対応した中小・中堅企業向け固定資産管理ソフト「PCA減価償却V.3」、統合型ERPソフト「PCA Dream21」向けの「同 固定資産管理モジュール」を発表した。4月5日より販売を開始する。

 国際会計基準(IFRS)のコンバージェンス(収れん)対応や企業の財政状態に関する将来リスクの観点から、2010年4月1日以降に開始する事業年度より、上場企業およびその連結対象子会社に対して、「資産除去債務に関する会計基準」の適用が開始される。

 PCAが発表した新製品はこれに対応したもので、PCA Dream21ではあわせて、継続したIFRS対応をあらためて表明。一方のPCA減価償却V.3では、システム導入にかかる投資コストを最小限にとどめつつ業務効率化が図れるので、連結対象子会社などでの導入に最適としている。

 価格は、「PCA Dream21 Suite 会計」が210万円から、「PCA Dream21 Standard/Enterprise」がオープン、PCA減価償却V.3が15万7500円から。

 PCAでは、初年度に500システムの新規販売を目指している。




(石井 一志)

2010/3/25 18:10