米Oracle、統合管理ツール「Enterprise Manager 11g」提供


 米Oracleは4月22日(米国時間)、統合管理ツールの新版「Enterprise Manager 11g」の提供を開始した。IT管理に統合アプローチを用いることで、ビジネスアジリティと生産性や効率性を改善できるという。またパートナー向けプログラムを通じてリソースの提供を行う。

 Enterprise Managerは、ハードウェア、OS、アプリケーション、ミドルウェア、データベースなどの統合管理ツール。データベースでは「Oracle Database 11g Release 2」「Oracle Exadata V2」に、ミドルウェアは「Oracle Fusion Middleware 11g」など各種ミドルウェアに対応。Sunのハードウェアや仮想化にも対応する。

 最新の「Oracle Real User Experience Insight 6.5」によって、「Siebel CRM」「Oracle E-Business Suite」などの同社アプリケーション、Javaベースのアプリケーションについて、ユーザー側の性能や動作に関する情報をリアルタイムで単一コンソールから管理できる。ビジネストランザクション管理やビジネスサービス管理などの機能も提供する。

 品質管理では、テストスクリプトの自動生成などの機能を持つ「Oracle Application Testing Suite Release 9.1」のほか、「Oracle E-Business Suite R12」アプリケーション向けのテストスターターキットを搭載。テスト関連の作業を軽減するという。

 あわせて、Enterprise Manager向けにコネクタやプラグインの開発を奨励するため、パートナー向けプログラム「Oracle PartnerNetwork(OPN)」の下でツールなどのリソースの提供を行う。




(Infostand)

2010/4/26 09:38