日本HP、ProLiant向けにWindows Server 2008 Foundationを提供


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は5月11日、ProLiantサーバー向けに低価格OS「Windows Server 2008 Foundation」を提供すると発表した。5月14日より販売開始し、「HP ProLiant ML110 G5(以下、ML110 G5)」や「HP ProLiant ML115 G5(以下、ML115 G5)」にプリインストールおよび同梱して出荷する。

 Windows Server 2008 Foundationは、ファイルやプリンタの共有など、小規模な環境で必要な機能に限定することで販売価格を抑えたサーバーOS製品。デスクトップのテーマを変更することで、ユーザーにとって親和性の高いクライアント向けWindows OSと同様の画面操作も実現できるため、専門的なIT知識がなくても利用が可能。専門のIT技術者がいないことでサーバー導入が進まなかった中堅・中小規模企業などに向けて、4月22日に発表された。

 日本HPでは、これまでにも中堅・中小規模企業向けにProLiantサーバーのエントリーモデルなどを提供してきたが、今回、Windows Server 2008 Foundationを組み合わせることで、さらに生産性の向上やITコスト削減をサポートするという。

 Windows Server 2008 Foundationは5月14日より販売を開始し、ML110 G5やML115 G5にプリインストールおよび同梱して提供する予定。価格は、ML110 G5/ML115 G5ともに7万9800円から。




(川島 弘之)

2009/5/11 11:52