HDE、OpenPGPを採用したメール暗号化ゲートウェイソフト


 株式会社HDEは5月11日、メール暗号化ゲートウェイ構築ソフトウェア「HDE Secure Mail for OpenPGP」を発表した。同社ではすでに3つのメール暗号化製品を提供しているが、OpenPGPに対応した新製品の発売により、さらに多様な環境やニーズに対応するという。販売は6月22日より開始する。

 HDE Secure Mail for OpenPGPは、メールを自動的に暗号化・復号するメール暗号化ゲートウェイを構築するためのソフトウェア。暗号化技術としてOpenPGPを採用しているほか、ゲートウェイ型のため、クライアントPCに特別なソフトウェアをインストールする必要がなく、既存のメールサーバーやウイルス対策ゲートウェイなどとの共存も可能という。

 また、公開鍵/秘密鍵はサーバー上で一括管理されることから、各クライアントでの鍵の管理作業も不要。鍵認証は「信頼の輪」と呼ばれる、ユーザー同士が信頼しあう方式を採るため、導入時や運用開始後の手間とコストを軽減可能とのこと。

 サーバーOSはRed Hat Enterprise Linux 5に対応し、価格は100メールアドレスの場合で73万5000円から。別途、製品価格の15%の年間サポート料金が必要となる。




(石井 一志)

2009/5/11 18:23