日本HP、レガシーモダナイゼーションサービス「AMod」を提供

　日本ヒューレット・パッカード株式会社（日本HP）は5月13日、レガシーシステムを最新のシステム基盤へ移行するためのサービス「AMod（Applications Modernization Services）」を発表した。EDSジャパンの協力を受けて提供を開始する。

　AModは、メインフレームなどのレガシーシステムを、オープンな最新技術を用いたシステム基盤へ移行・再構築するためのサービス。ハードウェアやソフトウェアなどインフラ中心のプラットフォーム移行で実績を持つ日本HPのノウハウと、上流コンサルティングやアプリケーション領域での移行サービスに強みを持つEDSジャパンのノウハウを融合して提供する。

　具体的には、「アプリケーション・アセスメントサービス」によって、顧客企業のレガシーシステムの現状を分析し、あるべき姿を低減するほか、その結果に基づいて「モダナイゼーション・ロードマップ」を作成。コードを改修してパフォーマンスや保守性を向上させる「Re-Factor」、アプリケーションは変更せずにプラットフォームを移行する「Re-Host」、パッケージソフトなどでの置き換えを図る「Replace」など7つのモダナイゼーションアプローチを柔軟に組み合わせて、ロードマップに従ったモダナイゼーションを計画する。

　また、こうしたサービスを提供するにあたっては、EDSジャパンが持つ、ベストプラクティスに従って業界固有の要件に対応する「Industry Framework」、検証済みの方法論である「Modernization Framework」、専門家をセンターに集約して効率性の向上を図る「CoE（Center of Expertise）」などを活用し、効果を高めていくとのことである。