ファルコンストア、最短10分で復旧できるバックアップ・リカバリSaaS


 ファルコンストア・ジャパン株式会社(以下、ファルコンストア)は6月4日、SaaS方式のバックアップ・リカバリソリューション「RecoveriOn Demand」を発表した。同ソリューションで事業展開するサービス事業者向けに、人員配置から価格設定、収支計算などきめ細かな支援サービスも提供する。

 RecoveriOn Demandは、SaaS形式のバックアップ・リカバリソリューション。同社によれば「バックアップのオンラインサービスはいくつかあるが、リカバリまで対応したのは日本初」という。

 具体的には、サーバーのOSやデータのミラーディスクを、RecoveriOn Demandサービスセンター内に継続的に自動生成。最大255世代まで管理可能な独自のスナップショット機能により、どの時点にでもデータを復旧できる継続的データ保護(CDP)を実現する。ブロックレベルの差分を転送・複製するため、大容量データにも対応するほか、高速リカバリを重視しているのが特長で、自社システムに障害・災害が発生した際には、サービスセンターにおいて最短10分以内に暫定運用を開始できるという。

 支援プログラムでは、RecoveriOn Demandを利用するにあたり、サービス事業者の事業計画や実施状況に合わせ、ソフトウェアなどインフラのコンポーネントから、人員配置、価格設定、収支計算、管理インターフェイスまできめ細かに支援する。これにより、サービス事業者は迅速にサービスをスタートできるという。ファルコンストアでは初年度10社、次年度20社のパートナー展開を計画しており、エンドユーザー数としては、中小企業を中心に2年間で約2000社の導入を見込む。




(川島 弘之)

2009/6/4 15:53