SQL Serverのログの長期保管を実現する「Logstorage SSDB監査連携パック」


 インフォサイエンス株式会社と株式会社システムエグゼは6月12日、統合ログ管理システム「Logstorage」とデータベース監査ツール「SSDB監査」を連携させる「Logstorage SSDB監査連携パック」を発表した。6月24日から販売開始する。

 Logstorageは、インフォサイエンスが開発した統合ログ管理システム。ログにさまざまな意味づけ(タグ付け)を行うことで、異なる種類のログでも、同じ意味を持った項目に関連して検索・集計・検知できる。一方のSSDB監査は、SQL Serverに特化したデータベース監査ツール。SQL Serverの監査ログに対して出力・抽出ポリシーを一元管理することができる。

 両者を連携させることで、SQL Serverへのアクセスログを長期保管・高速検索することが可能になる。保管されるログは暗号化され、かつ電子署名が付与されるため、ログ改ざん対策としても有効。インデックス検索機能によるログの検索・追跡や、各種コンプライアンスレポートの出力など、SQL Serverのログを効果的に活用できるようになるという。

 さらにインフォサイエンスのログフォーマット定義機能により、SSDB監査が記録したSQL Serverへのアクセスログとほかのシステムのログを統合した横断検索・分析が実現。具体的には、サーバールームへの入退室、データベースサーバーへのアクセス、PC上でのリムーバブルメディアへのコピー、複合機での紙印刷などのログと統合し、システム上でのユーザー行動やファイルの流れを把握できるようになる。これにより、内部統制や情報セキュリティ対策が強化される。

 Logstorage SSDB監査連携パックの価格は、10万円(税別)。




(川島 弘之)

2009/6/12 12:32