EMCジャパンがバックアップ製品群の重複排除機能を強化、Oracle DBとSQL Serverに対応


 EMCジャパン株式会社は6月18日、自社のバックアップ製品群において、データ重複排除機能を強化すると発表した。

 機能強化された製品のうち、「EMC Avamar」は、バックアップ対象サーバー側で重複排除機能を提供するバックアップソフト。今回は新たに、Windows Server 2008とSCO UNIXの両OSをサポートしたほか、SharePoint Server 2007とIBM Lotus Dominoのサポートが追加され、さらに幅広い環境で重複排除機能が利用可能になっている。

 また、Avamarとバックアップ/リカバリソフト「EMC NetWorker」の組み合わせにより、Oracle Database、SQL Serverに対するデータ重複排除バックアップを行えるようにした。バックアップ対象サーバー側で、両データベースソフトに対応した重複排除機能を提供できるのは、業界で初めてという。

 加えて、ディスクバックアッププラットフォーム「EMC Disk Library」の搭載ソフトを強化。Oracle Recovery Manager(RMAN)に最適化された重複排除用APIをサポートしたため、Oracle Databaseのデータ重複排除率が、従来と比べて最大300%向上しているとのこと。さらに、バックアップ環境の監視/レポート作成ツール「EMC Data Protection Advisor」の無償添付により、Disk Libraryを導入した環境の管理・分析機能が向上。このほか、テープメディアへのパス機能、Symantec Veritas NetBackup向けのOpenStorage APIのサポートといった新機能が追加された。

 価格は、Avamarが390万円から、NetWorkerが29万9000円から、Disk Libraryが1200万円から。




(石井 一志)

2009/6/18 11:49