VMware対応のバックアップ・レプリケーション製品「Veeam Backup＆Replication」

　株式会社クライムは6月23日、VMwareに対応するバックアップ・レプリケーション製品「Veeam Backup＆Replication」を同日より販売すると発表した。

　Veeam Backup＆Replicationは、米Veeam Softwareが開発した製品。VMware ESX Serverに完全対応するのが特徴で、単体で仮想環境のバックアップとレプリケーションをサポートする。

　バックアップやレプリケーションの際に、VMware Consolidated Backup（VCB）フレームワークを使用できる。逆にVCBがないケースでも問題なく利用可能。各仮想マシンに最適なオプションを選択し、すべてを Veeam Backup＆Replicationで管理できる。

　WindowsとLinuxのファイルレベルリカバリに対応し、同機能を使用することでユーザーのイメージレベルバックアップから個々のファイルをリストアすることも可能。仮想マシンのイメージをフル抽出することなく、ユーザーのローカルに複製が作成できる。ユーザーはファイルレベルとイメージレベルの両方のリカバリを準備するために、データを2度バックアップする必要がないのがメリットだ。

　最新のVMware vSphere 4にも対応する。参考価格は9万8000円/CPUソケット。クライムでは2009年度に200セットの販売を予定する。