マイクロソフト、「Office Live Small Business」の全ユーザーにドメイン更新料を課金


 マイクロソフト株式会社は8月10日、ビジネス向けオンラインサービス「Microsoft Office Live Small Business」のドメイン更新に関するポリシーを変更したことを明らかにした。10月1日をもって、ドメイン名の無料更新サービスを終了する。

 Office Live Small Businessは、小規模事業所や個人事業者を対象にしたビジネス支援オンラインサービス。Webホスティングやメール、専用ワークスペース、顧客管理、グループウェアといった機能を提供している。

 ベータサービス提供時は独自ドメイン取得が必須で、「.jp」ドメインを除く「.com」「.net」「.org」などの汎用ドメインは無償で取得・維持できた。その後、正式サービス開始後は独自ドメイン取得がオプションとなり、希望するユーザーが有償で取得・維持する仕組みに変更されたが、「ベータプログラムから参加しているユーザーのドメイン維持費用は今後もマイクロソフトが負担する」(マイクロソフト)とされていた。

 しかし今回、米Microsoftの方針変更に伴い、国内でも2009年10月2日以降は全ユーザーが年間更新料を負担するようにあらためられた。ドメイン更新時に、.com、.net、.org、.infoドメインについては2020円/年、.jpドメインについては2390円/年の更新料がかかる。




(石井 一志)

2009/8/19 18:10