ヴイエムウェア、vSphere 4やNFS環境に対応した「Site Recovery Manager 4」


VMware vCenter Site Recovery Manager 4の画面イメージ

 ヴイエムウェア株式会社は10月6日、仮想化環境向け災害対策ソフトの新版「VMware vCenter Site Recovery Manager 4」の出荷を開始すると発表した。仮想プラットフォーム「VMware vSphere 4」やNAS環境への対応、といった強化が行われている。参考価格は、1CPUあたり21万8000円。

 VMware vCenter Site Recovery Managerは、仮想環境のディザスタリカバリ(DR)を行うためのソフト。リカバリプランの一元管理、テスト環境とリカバリプロセスの自動化といった機能を備えており、各社のストレージが持つ既存のレプリケーション機能を利用して、DRサイトへの仮想マシンへの移動などを行える。

 今回の新版では、従来対応していたiSCSI、FC(ファイバチャネル)に加えて、NFSベースのストレージレプリケーションをサポート。また、単一のリカバリサイトを複数の本番システムで共有する、n対1のフェイルオーバーにも対応した。さらに、フォールトトレランスを含むvSphere 4の機能を利用することで、パフォーマンスとアプリケーション保護の向上を実現しているとのこと。




(石井 一志)

2009/10/6 11:53