ジェイズ、「IronPort Cシリーズ」のメール暗号化機能を6カ月無償提供


 ジェイズ・コミュニケーション株式会社(以下、ジェイズ)は10月30日、同社が取り扱う米Cisco Systems(以下、Cisco)のメールセキュリティアプライアンス「Cisco IronPort Cシリーズ」において、メール暗号化ライセンスの6カ月無償提供キャンペーンを行うと発表した。

 IronPort Cシリーズは、メール・Webトラフィック監視ネットワーク「IronPort SenderBaseセキュリティネットワーク」からのレピュテーションスコア情報(格付け情報)によるアンチスパム機能を搭載したMTAアプライアンス。Cisco独自開発の「IronPort AsyncOS」により、一般的なUNIXサーバー上に構築したMTAと比較して数倍から数十倍もの処理能力を持つといい、高精度なアンチスパムフィルタとともに、オフィス・学校・サービスプロバイダのメール環境をより快適に運用可能にするという。

 今回のキャンペーンは、2010年3月末日までにIronPort Cシリーズを購入した顧客を対象に、本来は有償オプションとして提供する、メール暗号化機能「IronPort PXE」のライセンスを6カ月無償で提供するもの。同機能では、各メッセージ(ルール)単位で異なる鍵を暗号化に使用してセキュリティを高める一方、メールソフト製品の種類などユーザー環境に依存しない柔軟性を備えるのが特長で、添付ファイルはもちろん、メール全体の暗号化に対応し、メッセージ単位での開封期限設定や開封確認なども行える。

 ジェイズでは同キャンペーンにより、IronPort Cシリーズ新規ユーザーにIronPort PXEテクノロジーの優位性を体感してもらい、よりセキュアなメール環境を実現するとともに、同社のストックビジネスを強化していく方針という。

 併せて10月30日より、IronPortの評価機無償貸し出しキャンペーンも展開。2週間を原則として、IronPort Cシリーズのほか、Webセキュリティアプライアンス「IronPort Sシリーズ」、セキュリティマネジメントアプライアンス「IronPort Mシリーズ」を無償で提供する。期間中は全ライセンスのフル機能を利用できるほか、Try&Buyとして新品の貸し出しにも対応する。




(川島 弘之)

2009/10/30 16:17