レッドハット、Java EE 5正式認定のアプリケーションサーバー最新版
レッドハット株式会社は11月12日、アプリケーションサーバーの最新版「JBoss Enterprise Application Platform 5.0」の提供を開始した。
新版では、Java EE 5に正式対応したほか、Java EE 6に採用予定の技術「JSR299(Java Contexts and Dependency Injection:旧Web Beans)」のベース仕様となった「JBoss Seam 2.2」、エンタープライズWebサービスの新技術「RESTful Webサービス(JAX-RS)」に対応。
開発フレームワークの強化も図られ、従来よりサポートしている「JBoss Seam」「Hibernate」だけでなく、「Apache Struts」「Spring Framework」、リッチWebアプリケーション開発フレームワークの「Google Web Toolkit」「RichRaces」などをサポートした。併せて、これらのテクニカルサポートの拡充も図られている。
また、新アーキテクチャである「JBoss Microcontainer」では、JMXインターフェイスをもったサービスコンポーネントだけでなく、OSGiフレームワーク対応コンポーネント、POJOで記述されたコンポーネントまでを、1つのサービスとして統合できるようになった。さまざまなサービスコンポーネントを統合可能にしたことで、アプリケーションサーバーのカスタマイズが容易となっている。
そのほか、アプリケーションサーバーの起動・停止、アプリケーションの配備、各種設定などをより行いやすく改善された新Web管理コンソールを搭載。GUIでは日本語対応も図られた。
サポート期間も2年延長し、従来の5年間から標準で7年間へと変更が加えられている。
2009/11/12 11:52