米Intelと米AMDが全面和解－AMDへの12億5000万ドルの支払いも

　米Intelと米AMDは11月12日（米国時間）、両社間で係争中の独占禁止法と特許クロスライセンスを含むすべての訴訟を終結する包括的な合意を発表した。これにより、AMDは米国や日本で行っていたすべての訴訟を取り下げる。

　今回の合意により、両社は新たに締結される5年間のクロスライセンス契約により特許権を取得する。これに基づき、ライセンス違反などのすべての訴えを取り下げる。あわせて、IntelはAMDに12億5000万ドルを支払うほか、Intelは一連の商行為に関する規定を順守することにも同意したと発表している。

　今回の合意に関して、「両社はこれまで難しい関係にありましたが、今回の合意により法的な争いが終結し、両社は製品の技術革新や開発に注力できるようになります」と、共同声明を発表している。