エフセキュア、HIPSなど搭載した統合セキュリティ製品-Windows 7対応


 エフセキュア株式会社は12月1日、企業向け統合型セキュリティソリューションの新版「エフセキュア クライアント セキュリティVer.9.00」、および「エフセキュア アンチウイルス ワークステーションVer.9.00」を発表した。同日より順次発売する。

 両製品は、Windows端末におけるウイルス対策、スパイウェア対策、ルートキット対策、侵入防止、アプリケーション制御などを統合し、集中管理するセキュリティ製品。新版では、スキャンエンジンの統合とキャッシング技術の改良により、パフォーマンスを向上し、スキャン時間と起動時間を約50%、メモリ使用量を約70%削減した。

 一元管理ツールもバージョンアップし、Webレポーティング画面を含むGUIを刷新。よりシンプルで簡単な操作を実現したとする。新機能としては、独自のホストベース不正侵入防止技術(HIPS)「ディープガード 2.0」と、危険なWebサイトを警告する「ブラウザ保護機能」を追加。IPv6、Windows7 64ビット版などにも対応した。

 動作プラットフォームは、Windows 7/Vista/XP/Server 2008。

 エフセキュアでは、両製品を中・大規模企業への戦略製品と位置付け、積極的に拡販する意向。オフィス向け、学校向け、公共団体向けのパック製品にも標準搭載し、Windowsセキュリティ市場でのシェア拡大を狙う。




(川島 弘之)

2009/12/1 13:22