トレンドマイクロの企業向け製品、Windows 7/Server 2008 R2対応へ


 トレンドマイクロ株式会社は12月16日、企業向けエンドポイントセキュリティ製品の対応プラットフォームを拡充すると発表した。

 「ウイルスバスター コーポレートエディション 10(以下、Corp.10)」および「Trend Micro ビジネスセキュリティ 6.0(以下、Biz 6.0)」のそれぞれで、Windows 7/Server 2008 R2に対応するサービスパック(SP)を2010年1月より提供する。Corp.10では、VMware ESX/ESXi 4.0、Hyper-V 2.0のほか、Windows XP Mode機能にも対応する。

 また、企業向けセキュリティ対策スイート製品「Trend Micro Client/Server Suite Premium(以下、TMC/SSP)」において、Mac OS向けクライアントセキュリティ「Trend Micro Security for Mac(以下、TMSM)」をプラグイン製品として12月22日より提供する。

 TMSMは、Mac OSを利用するクライアントPC/サーバーのセキュリティ対策製品で、Mac OS X 10.6 Snow Leopard/10.5 Leopard/10.4 Tigerをサポート。ただし、プログラムのダウンロードおよび利用には、Corp.8.0 SP1以上を管理用Windowsサーバーにインストールしている必要がある。

 機能としては、Mac OS/Windowsを狙った不正プログラムを検知・削除する「総合ウイルス対策」、Webレピュテーションを利用し、不正プログラムが埋め込まれたWebサイトなどへの接続をブロックする「ウェブセキュリティ」、Corpの管理コンソール経由でクライアントのセキュリティを統制する「一元的なセキュリティ管理」が提供される。

 利用には、TMC/SSPの契約が必要。ライセンスはこの中に含まれる。




(川島 弘之)

2009/12/16 13:38