「目的は達した」、XMLコンソーシアムが10年間の歴史に幕


 XMLコンソーシアムは3月26日、XML普及啓発の役目を果たしたとして、3月31日をもって活動を終了すると発表した。

 XMLコンソーシアムは、XMLの普及啓発を推進してきた団体。2000年に設立されて以来、インターネットでのXML活用を推進し、主として企業情報システムでの応用などに貢献してきた。普及は進み、2009年の会員アンケートでは「XMLは普及した」との認識が94%に到達。そのほかのアンケート結果や活動状況を総合的に判断した結果、「所期の目的は達成した」として活動終了を決めた。

 活動は終了となるが、今後「XMLコンソーシアムコミュニティ」を設立し、コンソーシアム活動で培われた人的ネットワークの継続、コンソーシアム活動で得られた成果物の管理を実施。現コンソーシアムメンバーを中心に、活動の一部を継承するとともに、「これからの社会とビジネスを支えるIT利活用を模索する新たなコンソーシアムの設立も検討する」としている。




(川島 弘之)

2010/3/26 16:31