日本SGIとAPC、データセンターのアセスメントで協業


 日本SGI株式会社と株式会社エーピーシー・ジャパン(以下、APC)は3月30日、データセンター向けに環境調査から設計、導入、運用までを支援するワンストップサービスの提供を開始した。

 HPC(High Performance Computing)と可視化ソリューションを提供する日本SGIと、データセンターの「アセスメントサービス」を提供するAPCが協業し、データセンターの管理・運営を最適化する。

 具体的には、APCのアセスメントサービス診断結果を基に、日本SGIがデータセンターやサーバールーム内の気流解析などのコンサルティングを実施する。アセスメントサービスには「数値流体力学を活用した空調解析」「電源効率アセスメント」「電源・空調アセスメント」「熱分布アセスメント」「ワイヤリングクローゼットアセスメント」などがラインアップされており、エネルギーコストやCO2の削減、設備運営や投資額の抑制に貢献するという。

 両社は大学、研究機関、製造業、放送・通信などの業界に加え、データセンター事業者に向けて共同でソリューションを提供し、高効率なデータセンターの普及に努めるとしている。




(川島 弘之)

2010/3/30 15:25