Xeon 7500やOpteron 6000をサポートした「Red Hat Enterprise Linux 5.5」


 レッドハット株式会社は3月31日、Linux OSの最新版「Red Hat Enterprise Linux 5.5」の提供を開始すると発表した。同日発表されたインテルの最新プロセッサ「Xeon 7500番台」や、29日に発表されたAMDの最新プロセッサ「Opteron 6000シリーズ」に対応している。

 最新版では、Xeon 7500番台やOpteron 6000シリーズ、IBM POWER7などの最新プロセッサをサポート。また、仮想マシンの共通APIである「libvirt」のサポートできるゲスト数を256以上に拡張したほか、SR-IOV(Single Root I/O Virtualization)による10Gigabit Ethernetのネットワークカードのサポートを追加するなど、大規模な仮想化環境への対応が強化されている。そのほか、Active Directoryのユーザーとグループのマッピングを改良したSambaにより、Windowsとの総合運用性も向上している。

 製品ラインアップと価格は従来と変わらず、CPUソケット数無制限のRed Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platformは、1サーバーあたり19万5000円(税別)/年から。2CPUソケットまでのRed Hat Enterprise Linuxは9万6800円(税別)/年から。1CPUソケットまでの「Red Hat Enterprise Linux 5 Desktop」は25台あたり27万5000円(税別)/年から。





(福浦 一広)

2010/3/31 14:00