日立製IAサーバーにXeon 7500/5600番台-「80 PLUS」認証も全8機種で
HA8000/RS440 |
株式会社日立製作所(以下、日立)は4月19日、IAサーバー「HA8000シリーズ」の全8機種で機能を強化すると発表した。5機種に「80 PLUS GOLD」認証を取得した高効率電源を搭載したほか、最新のXeon 7500/5600番台や省電力機能などを追加している。20日より販売を開始する。
ラインアップは、4Wayモデル×1種、2Wayモデル×5種、1Wayモデル×2種の計8機種。今回は、4Wayモデル「HA8000/RS440」と2Wayモデル「HA8000/RS220」「HA8000/RS210」「HA8000-es/RS220」「HA8000-es/RS210」の5機種で電源効率が88%以上の80 PLUS GOLD電源を採用し、全8機種で80 PLUSに対応した。
2Wayモデルの5機種には、CPUの消費電力を制御できる「静的パワーキャッピング機能」も追加。ユーザーがCPUの動作周波数を時間単位で設定し、CPU消費電力の上限値を制御できるもので、高い処理能力を必要としない夜間のバックアップ処理時に消費電力を抑えるなど、効率的なシステム運用が可能になるという。
性能面では、4WayモデルのHA8000/RS440に8コアのXeon 7500番台を採用。最大512GBメモリも搭載可能にしたことで、仮想化でより高集積にサーバーを集約できるという。一方、2Wayモデルの5機種には、6コアのXeon 5600番台を採用したほか、HA8000/RS220、HA8000-es/RS220の2機種では、同シリーズで初めてSSDを搭載。データベースなどアクセスが集中するシステムにおいて、HDDと組み合わせた迅速な処理を実現するとしている。
このほか、1Wayモデルでタワー型のHA8000/TS10に6Gbpsの高速データ転送を実現するSAS 2.0インターフェイスのRAIDボードを採用したほか、HA8000/RS110にSAS HDDモデルを追加するなど、柔軟なシステム選択を可能にした。
価格は、4WayモデルのHA8000/RS440が158万8650円から、2WayモデルのHA8000/RS220が48万6150円から、HA8000/RS210が46万5150円から、HA8000/TS20が46万950円から、HA8000-es/RS220が52万2900円から、HA8000-es/RS210が50万1900円から、1WayモデルのHA8000/RS110が17万6400円から、HA8000/TS10が14万700円から。4月26日より順次出荷する。
2010/4/19 17:00