野副・元社長が富士通に公開質問状を送付、外部調査委の設置をあらためて要求


 富士通の元・社長、野副野副州旦氏は4月22日、富士通に対して公開質問状を送ったことを明らかにした。回答期限は5月6日。

 野副氏側は、富士通を虚偽の理由で辞任させられたと主張しており、この問題の解決のために、「なぜ事前警告がなかったのか」「外部調査委員会をなぜ設置しないのか」などの7項目からなる公開質問状を送付したという。

 また公開質問状によれば、辞任を求められた際に、10年間の相談役の地位と、報酬総額約2億7000万円が提示されたとのこと。野副氏側では、こうした破格の条件提示を「口止め料」としたほか、「捨てる必然性のない破格の待遇を捨ててまで告発に踏み切った」野副氏の主張の正当性をアピール。期限までの回答を要求している。




(石井 一志)

2010/4/23 13:08