日立電サ、「仮想化工房」を全国5拠点に開設


仮想化工房(東京本社 でんさソリューションプラザ内)

 日立電子サービス株式会社(日立電サ)は6月1日、全国5拠点 (東京・札幌・名古屋・大阪・福岡)に、日立グループの仮想化ソリューションを体感できるデモスペース「仮想化工房」を開設し、サービス提供を開始した。

 仮想化工房は、4月から提供をはじめた「安心仮想化ソリューション」拡販の一環で開設するもので、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」、日立アドバンストサーバー「HA8000シリーズ」などの実機を使い、VMware vSphere/Microsoft Hyper-Vのデモを実施する。デモの状況をモニターで把握できるため、仮想化の働きや有効性について理解が深められるという。

VMware vSphere仮想化デモ構成の例

 デモの内容は、VMware vSphereに関する「仮想マシンの独立性」「複数ホスト環境の統合管理機能(vCenter)」「動作中の仮想OS移行(vMotion)」「障害発生時の自動移行(HA)」、Hyper-Vに関する「仮想OS環境構築」「仮想環境でのリソース使用率」「動作中の仮想OS移行(Live Migration)」、仮想化対応ITマネジメントサービスに関する「概要説明」「障害(高負荷)によるvMotionの検知」「障害対応からの復旧」「ポータルサイトの紹介」など。

 加えて、実際に仮想化導入を検討する顧客向けにセミナーも予定し、仮想化市場の最新情報と仮想化ソフトの最新機能を紹介する「仮想化の最新動向」、サーバー業界/クラウドの動向を含めた日立の仮想化への取り組み・提案を紹介する「日立からの仮想化提案」、仮想化環境における監視・運用サービスの提案を紹介する「日立電サの運用サポート提案」などを実施する。

 そのほか、仮想化についての概要やメリットから、詳しい機能・メカニズムの紹介に至るまで、顧客の要望に合わせたセミナーも行う。





(川島 弘之)

2010/6/4 12:04