大塚商会、Oracle DBユーザーのアップグレードを支援するサービス


 株式会社大塚商会は9月29日、Oracle Databaseユーザー向けの最新版移行支援サービス「オラクルアップグレードサービス」を発表した。システムの規模などに応じて、「松」「竹」「梅」の3種類が用意される。価格は30万円(税別)からで、提供開始は10月1日より。

 オラクルアップグレードサービスは、Oracle Databaseユーザーが、同データベースの最新版へ移行するのを支援するサービス。事前診断によって既存環境の把握を無料で行うほか、さまざまなグレードの検証機を貸し出し、ユーザーによる、アプリケーションの動作検証負荷を軽減する。また移行を実施する際には、最適なアップグレード方法の提案や実際の作業、さらにはアップグレード後の設定・運用アドバイスまでをトータルで提供するとのこと。大塚商会が蓄積したノウハウを利用し、ドキュメントの共通化や作業効率化が行えるため、従来より期間を3割短縮できるという。

 ラインアップには、小規模なパッケージアプリケーション向けに診断サービスと実施サービスを提供する「梅」のほか、中規模環境向け「竹」を用意する。また、大規模環境や自社開発アプリケーションのユーザー向けには、より充実した診断サービス、多様な報告書の提供など、さまざまなリクエストに応える「松」も提供する。

 価格は、「梅」が30万円(税別)から、「竹」が60万円(同)から、「松」が100万円(同)から。いずれのパッケージでも検証機貸し出しはオプションとなっており、こちらは10万円(同)から。大塚商会では、初年度50社への提供を目標としている。




(石井 一志)

2009/9/29 14:35