デジタルアーツ、持ち出しPCのWebアクセスを制御する「i-FILTER EPC」


 デジタルアーツ株式会社は8月24日、持ち出しPC向けセキュリティ対策製品「i-FILTER EndPoint Controller(i-FILTER EPC)」の提供を開始した。

 新製品は、企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER」の関連製品。i-FILTERでは、規制したWebサイトのブロックを行うだけでなく、カテゴリや業務・役職に応じて規制対象となっているWebサイトを閲覧可能にしたり、警告画面を出してから閲覧可能な状態にしたりする。

 新製品では、i-FILTERの利用環境において、社員がノートPCを持ち出した際にも、Webフィルタリングポリシーを自動で引き継ぎ、Webアクセスの管理を実現。持ち出しPCのWebアクセスログや検索単語を記録し、i-FILTER本体の管理と連携できるなど、インターネットの不正利用をより広範に防止できる。

 POSTフィルター/POSTログ機能も備えるため、掲示板への書き込み制限やWebメールを通じた情報漏えい防止も実現。さらに、使用を認めていないアプリケーションの起動を監視・防止することも可能なため、PCの利用場所を問わず、常に均一なセキュリティレベルが維持できるという。

 価格は、100人規模の企業・団体で導入する場合、保守料込みで30万円(税別)から。デジタルアーツでは、i-FILTERの既存ユーザーを対象に、今後3年間で3万ライセンスの販売をめざす。




(川島 弘之)

2009/8/24 11:32