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ランキングで振り返る、2005年のエンタープライズ業界動向（7～9月） |
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Enterprise Watchで今年一年間掲載した記事の中から、アクセス数をもとに月別の10大ニュースを選出して紹介する。個人ユーザーでも関心が持てる記事へのアクセスが高くなりがちではあるが、ランキングを通じて業界全体の動きを振り返ってみる。 3回目は、7月から9月のニュースを紹介する。 ■ 【7月】“Longhorn”あらため“Windows Vista”の記事がトップ これまでLonghornのコードネームで呼ばれていた次期Windows「Windows Vista」のベータ版のニュースが1位に。また今年流行語にも選ばれるほど注目を集めたライブドアの子会社となった弥生のニュースもランクイン。「堀江社長のおかげで広告費をかけずに知名度をアップできた」と平松社長が語るように、同社の認知度向上への貢献は大きかった。 ■ 【8月】AMDのIntelへの挑戦状がランクイン AMDがIntelに挑戦状を出したニュースが2位にランクイン。サーバー向けデュアルコアプロセッサを、公開の場で実演・比較しようという試みは、Intelが反応を見せないまま12月にAMDが「ライバルはリングに入るのを拒否した」という表現で幕を下ろした。NECの小型・軽量サーバーは「身につけられる」というフレーズから思わずクリックした読者が多いと思われる。「ユビキタス」が実現していく過程では、意外とこういった製品が縁の下の力持ちとして支えるのかもしれない。 また、ヤマハの低価格ルータ発売もランクイン。コンシューマ向け、企業向けの両カテゴリの間を埋める製品が待ち望まれていただけに、関心を集めたのではないか。
■ 【9月】「ウイルスバスター2006」がトップ、雨降って地固まる？ 1位は4月にパターンファイル障害を起こしたトレンドマイクロの「ウイルスバスター2006」。ウイルスバスターは、多くのユーザーが使っている製品として順当に注目を浴びたといえる。米AMDの法務担当幹部が来日したのを機に、日米両国における対インテル訴訟の現状について解説したニュースが4位にランクイン。最近も、公取委に資料提出を指示する裁判所の決定が下されており、動向から目が離せない読者も多いのではないか。 そのほか、スタースイート（2位）、OpenOffice.org（6位）と、Office互換ソフトへの注目は相変わらず高い。 ■ 関連記事 ・ ランキングで振り返る、2005年のエンタープライズ業界動向（1～3月）（2005/12/20） ・ ランキングで振り返る、2005年のエンタープライズ業界動向（4～6月）（2005/12/21）
（ 編集部 ）
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